伝説の樹の下の攻防

〜 回想・ときめきメモリアル 〜


    文:ガードリーダー




ひさしぶりにスーファミ版ときめきメモリアルをプレイしてみました。このソフト、発売されたのは私が小学生か中学一年くらいだったと思います。当時すでに私はフロントミッションや重装機兵ヴァルケンをはじめ今と変わらぬゲーマーだったのですが、この「ときめも」は流石にやっておりませんでした。今をときめく18禁ゲームではなく純粋に恋愛を楽しむこのゲーム、今ではなんて事のないシュミレーションゲームなんですが当時はまだ私たちはウブな少年。こんなゲームをやっているなんて知れたら、根拠も何もないのに 「馬鹿だな!こいつ!」 と、即レッテルをはられていたものです。(もっとも私はレッテルをはった側だったが)


昔話はさておき、ゲーム自体はよくできていてまさに一世を風靡したすばらしいゲームであるといえましょう。とくに運動会や学園祭といったミニゲームや修学旅行でのRPGバトルなど本来の恋愛ゲームを忘れてしまうほど、ゲームの進行には山あり谷ありの多彩な演出が光っていた。肝心の恋愛だが、難易度はかなり低めで早くから唾をつけておけば間違いなく撃墜できた。もっとも好感度の上がりやすさは一方で、標的外の女の子が主人公に好感を持ち、勝手に頬を赤らませては勝手に傷ついて他の女の子の好感度パラメータを一気に下げるという(通称・爆弾マーク)、文字通り泥沼の攻防が繰り返された。これらの妨害工作で主人公を苦しめた女の子と言えば、貧血メガネ女悪友のわがまま妹、そして動物好きの座敷ワラシに代表される。うまく多くの女の子を傷つけることなく、おいしい思いを独り占め・・・キムタクをも越えるプレイボーイ振りを要求されるのがこのゲームである。


なにやらよくわからなくなったが、とにかくギャルゲーの原点と考えるも良し、ゲーム性重視でやるも良し、女の子萌えで撃墜するも良し。まだプレイしてない人は是非一度このゲームをやってみてはいかがでしょうか?




三年次、女の子との攻防はいよいよ終盤。番長を倒せば好感度は大幅アップだ!
それにしてもいきなりRPGになったのには驚きである。(主人公、鎧着てるし・・・)
ちなみにこの番長戦はかなりオイシイです。戦闘のBGMもカッコいい!





「金は返す!だからあと三日待ってくれ!」

やっとこさ卒業。そして伝説の伝説の樹の下で待っていたの女の子。
胸が熱くなるシーンのはずだが、これでは主人公が謝っているようにしか見えない。(笑)





ここで主人公を待っているのは当然一番好感度の高い女の子。
場合によっては予想外の女の子がここでパールハーバ並みの奇襲をかけて来る。
長き三年に渡る日々・・・「かわいいからこの娘でもいっか!」と妥協する事は決してできない。






おまけ

三年生時、お目当ての女の子以外の好感度が低すぎると卒業式に一通の手紙が・・・。
中を開いてみるとそこには主人公に対するあらゆる中傷が書かれていた。
女の子たちはどうやら主人公にお冠らしい。


好感度の低かった女の子たちは団結し主人公を不幸のどん底に叩き込むつもりだ。
お目当ての女の子は彼女たちによって拉致されたらしい。




いそいで救出に向かう主人公。
「北斗の拳」のごとく、悠然と歩いていきたいところだがそんな余裕はない。






遅かった・・・!








もちろんウソです。