忠臣耿武殿


    文:ガードリーダー

横山光輝作、三国志第6巻に登場した韓馥配下の文官・耿武(こうぶ)。
結構インパクトがある人なんで覚えている方も多いのでは?

耿武は援軍の名目のもと袁紹が領土に侵入するのを猛烈に反対。
この場面は三国志演義にも描かれており、同僚の関純という文官も同調している。



耿武振り返れば董卓将軍が何進将軍の命で洛陽の都に乗り込み、
いつのまにか洛陽を我が物にしたようなことになるかもしれませぬ




老練で心配性の彼ならではの意見だがその通りだった。
こういう臆病ではなく慎重な文官は国家にとって貴重な人材だ。



耿武、それは考えすぎじゃ」
「そうじゃそうじゃ考えすぎじゃ」

韓馥配下はロクな連中がいない。



「と、との・・・・このままでは・・・このままでは国を奪われまするぞ・・・」

君主が意見を聞き入れないため、なんと単身袁紹を襲撃するがあえなく失敗。
三国志演義の原作では関純とともに豪傑文醜・顔良に切り殺されるという悲惨さ。

こんな忠臣がダメ君主を見限らないのはなぜだろう。
呂布にも臓覇がいたように、どんなダメ君主にも忠臣がいるのは不思議だ。



こんな熱い文官だがゲームの三国志では全然出てこないのだ。
ロングソードに好評の三国志8にもいなかった。
新規武将で作ろうにも「耿」の漢字がないという始末。
残念のかぎりである。


と思ったら過去の三国志のゲームで出てました、この人。

作品はやはりと言うべきか?三国志3だった。

さあ、みんなで
耿武を使ってみよう!


妥当な能力では?
イメージ通りに政治力は高いが知力は低い内政官タイプだ。

年齢は36? 意外にお若い・・・。