ネオ作戦
〜 市長!カーテンコ−ルはお前が主役だ! 〜
文:ガードリーダー
中学2年生だったガードリーダーや鮫島幸雄、くどりんらの中で流行っていたシムシティ。
そのころのお話です。
あらためて解説するまでもなく人気の高いシュミレーションゲームですね。
ロングソード内でもガードリーダーをはじめ、くどりんやカシワギなどが大好きなソフトです。
ガードリーダーがこのゲームをはじめてプレイしたのは中学二年生。
当時からの友人・鮫島幸雄のアドバイスにそってプレイしていました。
でも当時からゴリ押し政策・いきあたりばったりのガードリーダーの政治は無茶苦茶。
工場を乱立したり、警察に予算を振り込まなかったりなど悪の市長として名を馳せた。
悪党の最期はあっけないもんで、銀行から借金しすぎてゲームオーバーばっかり。
鮫島、くどりんやカシワギが資金不足によって破滅に追い込まれる事はなかった。
彼らと比較したうえでもガードリーダーがいかに内政に向いてないかがわかる。(笑)
怪獣上陸!
シムシティー1の災害といえばやはり怪獣だろう。(見てのとおりSFC版ではクッパです)
普通怪獣が上陸したら、有効な対処法はなく、ただ被害拡大(火災など)を防ぐしか手段がない。
だが隊長ガードリーダーは違った。
湾岸や主要都市の周辺に壮大な送電線をひいたのだ。(上の画像参照)
鮫島 「コレは一体なんをしよるん・・・?」
ガードリーダー 「たしかゴジラは送電線を嫌ったろ?」
送電線防衛ラインによる怪獣防波堤こそが「ガードリーダ−最初の守り」といわれる。
しかしこの最初の守りは戦果どころか送電線が爆発し町に引火という最悪の結果となった。
すみません、中学校からこんなバカばっかやっておりました・・・。(汗)
でも真面目にしようとしてできない、いやさせてくれないんですよ!
なにっ!?
真面目にがんばる市長に対し、ゲーム中盤で必ず耳にするうめき声。
わが町に多大な恩恵をこうむりながら反旗を翻す恩知らずな住民どもの声である。
まさにギレン・ザビの言ったとおり、ひたすら資源を浪費することしか能がない大衆たちだ。
ブルータス、お前もか!?
愚かな市民と結託し、市長を攻撃するアドバイザー。
君のような人材はわがロングソード連合には必要ない、クビだ!
とっととこの場から消えたまえ!
ここにいたり隊長ガードリーダーは恐ろしい決意をする。
これが中学時代、悪名高く轟いたネオ作戦である・・・。
なに!財源がないだと・・・!?
銀行からこれ以上の融資は無理だ。
もはやこれまで。
町に火を放て!
この先に栄光がないのなら、この市長自らの手ですべてを破壊する。
ネオ作戦と名づけられた狂気の計画が実行に移された。
炎上するシティ
工場や産業施設はことごとく爆破しろ。
住民の避難?
彼らは私を信任し市長に選んだ。
彼らには私ともども運命を共にしてもらう。同情の余地は・・・ない。
史実におけるネロ指令(焦土作戦)
時は1945年3月、敗北迫るナチスドイツ。ヒトラーは
「ドイツは世界の支配者たりえなかった。国民は栄光に値しない以上、滅び去る他ない」
と述べ、
連合軍の侵攻が近い地域の全生産施設を破壊するよう「焦土命令」または「ネロ指令」
と呼ばれる命令を発するのだった。
(しかしこれは軍需相アルベルト・シュペーアによってほぼ回避された)
参考までに上に記載しておきました。
ガードリーダーが初めてネロ指令を聞いたのは中学校一年ころのテレビ番組だった。
これが中学生だったガードリーダーには「ネオ作戦」と間違って耳に入ってきた。
しかしこの狂気の作戦は狂気の少年ガードリーダーの心をときめかせたのだ。
そしてお分かりのようにシムシティで実戦されたのだった。
精魂込めて手がけた街が崩れ落ちるのを見て、ガードリーダ−は笑っていた。
ガードリーダー 「はは!マジ俺って神様じゃん!」
鮫島 「ひっでえ・・・。」
↑
ガードリーダーにおける「神」のイメージ(笑)
こうして今後シムシティ3000に至るまでネオ作戦は続けられ、多くの街が炎に包まれた。
どうせゲームオーバーするとわかっていても最期まで、いや「最期」を演出し、見届ける。
カーテンコールの主役は市長だ。
とつお 「俺ならリセットするけどなあ」
ネロ皇帝のように壮大な街の火を見て悦に入るガードリーダー。
今日も笑い声が闇夜に響く。
最高のショーだとは思わんかね!?
もはや神ってゆーか完全にラピタ王。