日本戦車隊戦史

【概要】
正式名称は日本戦車隊戦史 鉄獅子かく戦えり。著:上田信。2005年出版。

【列伝】

旧日本軍の戦史と兵器解説本。写真は一切無し。ただし挿絵は滅茶苦茶豊富。戦記コミックでお馴染み、上田信先生のイラスト満載である。



【栄光は二割、八割は地獄】

日本陸軍が戦車部隊をいかにして設立し、いかにして壊滅したのかを年代ごとに解説。日本戦車の栄光と挫折を記録した書籍・・・・と言いたいところだが、栄光は太平洋戦争開始序盤まで。


ガダルカナル戦以降は日本戦車部隊が壊滅していく記録ばかり。



悲惨極まりない。けれど、それが現実。アメリカ、ドイツ、ソ連の戦車が恐竜的進化を遂げる中、日本戦車だけは弱装甲・弱武装のまま。そりゃ地獄になるよ・・・。



戦車の重さに耐えれる道路や橋、クレーンが無かったとはいえ、日本戦車だけ戦争中ずっと「鉄の棺桶」のままなのはあんまりだ。
「兵士たちにあれだけ無理をさせるなら、せめて三式中戦車くらい用意してあげてほしい」
とつくづく感じた一冊だ。写真はなくてもイラストで十分内容が濃い・・・・さすが上田信先生である。