今日の使える一言


第11回 〜 第20回









今日の使える一言 第11回



なにがニュータイプだ!
俺たち大人の男がそんなに役立たずかぁ!


【解説】 機動戦士ダブルゼータガンダムよりオーギスト・ギダンのセリフ。強化人間プルツーを擁しニュータイプ部隊を温存するグレミー・トト。ニュータイプこそが新しい時代を切り開くと確信するグレミーに対しオーギストは表向きは恭順の意を示す。しかし自分たち大人の兵隊に抵抗するジュドーたち子供を目のあたりにして、その憤りを発奮する。
【用途】 こちらも前回同様オーギスト・ギダンの名言です。この後彼はジュドーの乗る百式にやられ戦死します。しかしオーギストはこのセリフを吐いた事によって狡猾な策士ではなく一人の戦士として記憶される事になりました。散り際のセリフの重要さが分かる例といえましょう。今回の使用例としては「何が東大だ!俺たち早稲田の男がそんなに役立たずかぁっ!」など。w






今日の使える一言 第12回



一命…捧げ奉る…


【解説】 大河ドラマ・徳川三代より。関ヶ原の戦いは一進一退の攻防。石田光成の家臣であり右腕と目されし島左近(役:夏八木勲)は黒田長政隊と激戦を展開していた。しかし折りしも現れた黒田の鉄砲隊に攻撃を受け負傷し、最期は主君・光成の盾となって「一命…捧げ奉る」と絶命。その死に顔は安らかだった。
【用途】 「いちめい、ささげたてまつる」と読むんです。この大河ドラマ・徳川三代ですが本当に面白いです。合戦シーンはサイコ-で、特に関ヶ原決戦は迫力抜群です。高校時代、部室で同僚の者たちやロングソード連合の航空参謀とも見ましたよ。島左近の死は前半戦の山場でした。・・・あ、用途ですが、このセリフを私も死の間際使えたらいいなって思います。つーか戦国好きなら断末魔のセリフはコレでいきましょうw。まあ一命を捧げるに値する者がその時、そばにいるのかが問題なんですけど(汗)






今日の使える一言 第13回



捨てられるのは嫌だ
だから見捨てて…やるさ…


【解説】 トランスフォーマーV最終話より。宇宙の暗黒かなたに眠っていた巨大要塞を復活させた破壊大帝デスザラス。その猛威はとどまることを知らず、地球は絶体絶命の危機を迎えていた。そんな中、デストロン軍団恐竜戦隊隊長ゴウリュウはデスザラスに裏切られたのをきっかけに、サイバトロンに要塞の内部データを渡し、その唯一の弱点を教えた。「どうしてこんなことを?」とたずねる少年ジャンにゴウリュウはつぶやく。「デスザラスは俺たちを裏切った。だが捨てられるのは嫌だ。だから見捨てて…やるさ…
【用途】 ゴウリュウの誇りを感じさせるセリフです。恥を知るものならば、確かに見捨てられるってみじめに感じるでしょう…私だっていやです。それが一生懸命尽くした者であれば特に。だから一生懸命仕えた会社、もしくは愛した恋人とたもとを分かつとき、このゴウリュウのセリフを言ってみましょう。見捨てられるくらいならこっちから見捨ててやるんだ・・・。






今日の使える一言 第14回



……ちっ
バッドエンド…か


【解説】 ジャングルはハレのちグゥより。ジャングルから都会に出たハレだったが、例の如くグゥの策謀にはまり銀行強盗(ちょっとゲームオタク?)の人質となってしまった。結局この銀行強盗はハレの護衛・ロバートらの活躍によって取り押さえられる。すべてが終わった時、銀行強盗の顔には安堵とも思える不思議なものが…。
【用途】 この銀行強盗はかなり味のあるキャラクターで後に再登場を果たします。やっぱり人気もそれなりにあったってことでしょうか?それはともかくとして、捕まるときに「バッドエンド・・・か」なんて渋すぎです。こんなセリフを散り際にほざいたら周りの人々はきっと忘れないでしょう。・…使えるものならば…使ってみましょう。






今日の使える一言 第15回



守る!!それだけだっ

【解説】 岩本佳浩先生作・ロックマンX4の1巻より。森林地帯でレプリフォースのウェブ・スパイダスと戦うロックマンエックス。人間のために働き、そしてその人間によって反乱分子と決め付けられたレプリフォース。彼らに同情しつつも、人間を守ろうとするエックスは同じレプリロイドとしてスパイダスを止めようとする。スパイダスの「貴様が一体何をしてきた?」という言葉に対して言ったのが今回のセリフ。
【用途】 このセリフ、なにげに活動報告の一部にパクってます(笑)。さすが岩本先生と思わせる名言です。「守りのガードリーダー」と呼ばれる私としてはしょっちゅう使わせて頂いているセリフです。もっともいつもこんなことばっかり言ってるために周りの人間に消極的だと思われるんでしょうが(笑)。とにかくカッコいいセリフだから単純に好きです。






今日の使える一言 第16回



あきらめた時死ぬのが戦争だ


【解説】 小林たけし氏の作品・雷撃隊出動せよ!より。マリアナ沖で米機動艦隊に対し日本軍は総攻撃を仕掛ける。数少ない開戦からの生き残り・高橋中尉は部下たちを率いて出撃した。しかし敵艦隊まであとわずかというところで高橋中尉ら攻撃部隊は米戦闘機に見つかってしまう。「もうダメだ」と叫ぶ部下に対し高橋中尉は檄を飛ばした。「あきらめるな!あきらめた時死ぬのが戦争だ」
【用途】 戦争短編集「逆転!太平洋戦争」に収録されていた作品です。とくに大好きな話ではなかったんですが(現に高橋中尉の名前も忘れてました)、このセリフだけは初めて読んだ高校時代の頃より印象に残っています。ファミコンウォーズの雑記にある同セリフはこれから使ったものです。あきらめないことが勝利すること、だから弱気な仲間がいたらこのセリフで励ましてあげましょう!






今日の使える一言 第17回



フフフ かるいかるい!!

【解説】 池原しげと作・ロックマン〜Dr.ワイリーの野望より。一度は治まったロボットたちの暴走は再びワイリーによって引き起こされた。しかし正義のロボット、ロックマンによって各地の反乱は次々と鎮圧されていく。残る最後のボスはクイックマンのみとなった。しかし絶対的スピードを誇るクイックマンにロックマンは完全に翻弄される。次々と特殊武器を繰り出すロックマンだがクイックマンはものともしない。
【用途】 このコミックはロックマン2が舞台です。クイックマンは見事な空中回避で、ロックバスター、リーフシールド、メタルブレード、エアーシュターを続けざまにかわします。この「かるいかるい!!」のセリフはメタルブレードを避けたときのセリフで、余裕のクイックマンが結構カッコいいです。もし私が小学校のときこの名言(?)に出会っていたら、ドッジボールでこのセリフを連発しよけまくっていたでしょう(笑)。もっとも私のスピードはウッドマン級でしたが(汗)。






今日の使える一言 第18回



きさまを生かしておくわけにはいかない!
いまの俺には貴様を殺すことしか考えられない!!


【解説】 フロントミッション1st・最終ステージより。主人公ロイド・クライブは憎むべき恋人の仇・ドリスコルと最後の決戦を繰り広げていた。自分の脳とヴァンツァーをつなぐ究極の兵器・S型デバイスの完成に狂喜するドリスコルにロイドは言う。「この島で起きたことは、なにもかもばかげている!そして、そのために数えきれない人々が死んだんだ!!貴様を生かしておくわけにはいかない!今の俺には貴様を殺すことしか考えられない!!」
【用途】 ロングソード連合の最高幹部・とつお君が中学生の頃から大好きなセリフで、私自身も非常に印象に残っているセリフです。ロイドって地味だけどこういうセリフが言えるからカッコいいんですよね。このセリフは烈火の如く怒っているときに、または絶対殺してやりたい相手に言ってやると効果的と思われます(笑)。逆にこんなふうな絶対死を明言されるのは勘弁ですね。まあ当のドリスコルは、「おもしろい。やってもらおうか!ロイド!!」と啖呵をきってますけど。






今日の使える一言 第19回



当然このスタースクリーム様がニューリーダーだ
文句あるかぁ!?


【解説】 トランスフォーマー・ザ・ムービーより。サイバトロンシティ攻撃に失敗したデストロン軍団は多くの負傷者を出し撤退。破壊大帝メガトロンもコンボイによって重傷を負いスタースクリームによって宇宙空間に放り出されてしまう。ここにいたってスタースクリームの野心は絶頂を迎え、自分こそが次期デストロン軍団のリーダーだと宣言した。
【用途】 かなり大好きなセリフでしゃべり方もとっても素敵です(笑)。今までの名言シリーズの中で私がもっとも使ったのはこのセリフでしょう。たとえば部活動で部長や上級生が不在だったときは、「さてと、これで我が部のリーダーがいなくなっちまったってわけだが・・・当然このガードリーダー様がニューリーダーだ。文句あるかぁ!?」って感じです(笑)。スタースクリームの如く自信満々で言ってしまった私に対する皆のキョトンとした目・・・今思い返すと・・・無様です。おかげで一時期私のあだ名は「にゅうりーだー」になってしまったのは言うまでもありません。






今日の使える一言 第20回



断片的にしか思い出せん「過去」も
予想もつかん「未来」も必要ない

俺に必要なのはただ一つ…





『今』のみ!!

【解説】 岩本佳浩先生作・ロックマンX4・2巻より。イレギュラー認定を受けながら単独行動を続けるゼロはかつて命を救ってもらったアイリスに「借り」を返すべく、ネットへとダイブし「バグ」と戦う。「バグ」ことサイバークジャッカーの精神攻撃に苦戦するゼロは自らの迷いを断つ。「闘って闘って闘う事で感じる事のできる『今』を信じるだけだ」
【用途】 岩本先生のロックマンXシリーズ屈指の名言です。自分を見失いつつあったゼロが己の力でその迷いを振り切り、敵を一閃ところが最高にカッコいいです。私自身も嫌な過去を思い出したとき、または不安な未来に戸惑うときこのセリフをよく思い出したりしますね。まあそれが現実逃避に他ならないんでしょうが(汗)。原作を知っている人には今更言うまでもない名言ですが是非お使いあるべし。






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